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1차 사료

사람이 하늘이 되고 하늘이 사람이 되는 살맛나는 세상
時事新報 시사신보
  • 기사명
    明治27年 6月 17日
  • 이미지
    prd_0131_031 ~ prd_0131_034 (303 ~ 306쪽) 이미지
  • 날짜
    음력 1894년 05월 14일
일러두기

6月17日
朝鮮の文明事業を助
長せしむ可し

今回日本の出兵に就ては支那人朝鮮人等は殊の外、狼
狽の色あるよし支那政府は日本の威風を望んで自から
其兵を引き去るか或は更に增發して大に虛喝を逞ふ
せんとするか其進退孰れにか決するや知らざれども本
來我出兵の目的は居留人民保護の爲めにして毫も挾
む所のものあるに非ざれば支那の兵隊が自から引き去
るも又は大に其數を增して聲威を張らんとするも我に
於ては敢て頓若す可きに非ず日本人目下の急は唯進ん で人民保護の目的を實にするの一事に在るのみ抑も人
民の保護とは差當り其生命財産を保護することなれど
も充分に其目的を達せんとするには單に生命財産のみ
に止まらず進んで其商賣の安全を保護し更に進んで日
本貿易の利益を保護すること必要なる可し朝鮮國の有
樣を見るに實際無法律の有樣にして國と國との條約さ
へも明文の通りに行はれざること少なからざれども其
政府の實權明白に歸する所なきが故に之を責むるを得
ず或は純然たる專制壓制の政府なれば無法律の中にも
自から威信を存して責任の歸する所もあれども朝鮮に
は儼然たる國王ありと雖も實際は甚だ無勢力にして一
國統治の權を一身に有するものとは認む可らず左れば
とて百官有司一人として責任を負ふものなく何か重要
の事柄にて他の談判を受くるときは當局者たるものは
忽ち職を去り其責を逃るゝの姿にして滿廷恰も雇人を
以て充すものに異ならず年來明白の事實にして之が爲
めに日本人の損害を蒙りたること幾許なるや知る可ら
ず彼の防穀事件の如き幾年の久しきを經て漸く落着し
たるも右の事情に外ならずして今日まで表面に現はれ
たる事實こそ多からざれども現に交涉中にして不利を
蒙りつゝあるものは計ふるに遑あらす例へば仁川の居
留地埋立の事件の如き最も著しきものにして現に京
城、仁川、釜山、元山津等の居留地にて我人民より彼の
政府の筋に訴へ出でたる事件にして幾年來停滯して今
に決せざるものは實に枚擧に遑あらずと云ふ卽ち彼國
には法律の據る可きものなきのみならず實際に政權の
歸する所明白ならず其官吏輩に責任なきが爲めにして
斯る有樣にては日本の人民は假令ひ彼地に居留するも
商賣の安全を得ず隨て我貿易の利益を害すること甚だ
しく一日も看過す可らざる次第なれば何とかして連に
決する所あらんと欲する折柄、今回我出兵に就ては朝
鮮人等も大に畏縮の樣子なりと云ふ其出兵は全く人民
保護の爲めにして兵威を以て他を脅嚇せんとするもの
に非ざれども彼等が偶然にも畏縮して我を憚るの情あ
るこそ偶然の機會なれ我外交官たるものは日本兵の屯
在中を機會として嚴重に彼政府に談判し第一に其責任
の歸する所を明白にし彼我人民の交涉事件を空しく澁
滯せしめて之が爲め我國に非常の不利を蒙らしむるが
如き不始末なきことを保證せしむるは勿論從來等閑に
付し去りて日本人を苦しめたる事件の如きは明日とも
云はず直に始末せしむ可し卽ち彼我條約の明文を實に
するものにして正當の要求にこそあれば彼政府に於て
も勿論、異議はなきことならんと雖も之を實際に實行
せしむるは我勢力の如何に在るものと覺悟して充分に
其手段を盡すこと肝要なる可し斯くて責任の實を明白 ならしめたる處にて更に一步を進むれば此際朝鮮政府
に對して承諾を求む可きもの一にして足らず先づ第一
は京城釜山間の電信線を日本政府の監督に歸せしむる
事なり彼の電線は明治十五年の事變後兩國の條約に據
り彼政府にて架設したるものなれども必要の場合には
曾て實用を爲したることなきも道理なれ電信柱の如き
場所に由りては只これを地上に立て石を以て支へ置く
のみなるが故に大風等に遇へば忽ち傾倒して爲めに不
通を致すこと每度の沙汰なりと云へば到底實用を爲す
可きものに非ず左れば其線路を彼政府より買受けて日
本人自身にて架設するなり或は彼國人をして更に架設
せしむるなり又其取扱の如き日韓人孰の手を以てする
なり差支はなしと雖も今後其監督は一切日本政府に歸
せしむ可し次に必要なるは京城仁川間及び京城釜山間
に鐵道を敷設するの一事なり京城仁川は距離近く土地
平坦なるが故に事も容易なれども京城釜山間は日本の
里數にて凡そ八十里にして嶮岨の場所少なからざるよ
しなれば何れ五六百萬圓の工費は必要ならん五六百萬
圓敢て多きに非ざれども今の朝鮮政府の財政にて其支
出は迚も覺束なきが故に其費用は日本人より彼政府に
貸與して速に着手せしむ可し未開國の常として乘客荷
物とても少なきことならんなれば收支償はざるは勿論
にして資本家も此邊に掛念もあらんかなれども日本の
東北鐵道其他の例に傚ひ彼政府より七朱なり八朱なり
の利子を補給せしむることゝなし我政府に於て其安全
を保證するときは誠に安心にして掛念はある可らず工
費を得ること決して難きに非ざれば此方法に由て京
城釜山間の鐵道を敷設せしむるは朝鮮の進步の爲め日
本立國の利害の爲め是非とも必要の處置にして此際に
事を決すること肝要なる可し抑も朝鮮は隣交唇齒の國
にして日本と利害を同ふするものなれば之を誘導提撕
して共に文明開化の域に入り世界に獨立の體面を全ふ
せしむるは東洋の先進を以て任ずる我國の義務にこそ
あれ決して等閑に付す可きに非ざれば日本人たる者は
費用と勞力とを愛まずして自から其任に當るの勇氣な
かる可らず卽ち電信鐵道を始として國內一般の組織を
改め改進進步の實を謀らんとするには郵便の如き警察
の如き敎育の如き何れも其仕組の一變を要するものな
れども之を彼國人に一任して成功を望む可きに非ず他
の助成を要すること勿論にして或は其海陸軍の如きも
我國より敎師を送り又は軍艦兵器を貸與して組織を新
にし大に訓練せしむるの必要もあることならんいよ
いよ隣國の文明を推進せしむるの方針を取るときは其
事は多端にして費用も隨て莫大ならざるを得ず何れも
日本人より支出して一時彼に貸與するものなるが故に 或は我國中には斯る大金を彼國に投じて果して返濟の
望あるや否や甚だ危險なりとて掛念するものもあらん
かなれども我輩の所見にては斯る掛念は斷じて無用な
りと認むるものなり或は亞弗利加邊の茫漠たる沙漠の
土地に金を投ずるとあれば危險の恐れもあらんなれど
も朝鮮は決して沙漠に非ず土地も饒に人口も多く物産
にも欠しからずして本來の國質は日本の內地に比して
決して劣るを見ず唯政治の仕組その宜しきを得ず貴族
士族の一流のみ私利を恣にして人民をして殆んど塗
炭の苦境に陷らしめたるが故に貧國の實を呈したる次
第なれども其實は國に物なきに非ず其物を集散するの
仕組宜しきを得ざるのみ喩へば池中に淸水を湛ゆるも
疏通の便を謀らざるのみか殊更らに暗渠を設けて之を
一方にのみ漏らすときは一般に灌漑の澤を蒙ること能
はずして渴水の苦を訴ふるが如し其實は水なきに非ず
して疏通の法を誤りたるのみ左れば朝鮮の內情とても
政治の仕組を改良し一方に壅塞するものを疏通して一
般に其澤を蒙らしめ國中の人民をして喜んで業に就く
の安堵を得せしむるときは次第に國の富實を致して優
に東洋の一富國たること決して難きに非ず要は唯その
改良の手段如何に在ることなれば日本人がいよいよ其
方針を決して費用と勞力とを愛まずして朝鮮の文明事
業を助成せんとするの場合には財物集散の仕組の如き
も大に之を助けて改良の效を奏せしむること自から必
要なる可し以上陳述したる大要は朝鮮の文明を推進せ
しむるが爲め又日本立國の利害を保護するが爲め是非
とも必要の手段にこそあれば此際の好機會に其方針を
決して着着實行せんこと政府となく人民となく一般國
人に向て我輩の敢て同意を求むる所なり

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