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1차 사료

사람이 하늘이 되고 하늘이 사람이 되는 살맛나는 세상
  • 기사명
    明治27年 6月 9日
  • 이미지
    prd_0133_029 ~ prd_0133_034 (417 ~ 422쪽) 이미지
  • 날짜
    음력 1894년 05월 06일
일러두기

6月9日
●朝鮮の兵制

東學黨のために連戰連敗したる朝鮮の兵制
に就て精しき某氏の談に據れば朝鮮國の常
備兵と云ふべきは京城に屯營するものにし
て(尙ほ地方に少しの常備兵的のものあれ
ども曩に京城に入りたる▣未だ歸營せず)
實際の兵員は四千人許りもあるべく之を四
營に分ち一營の員數は稱して千五百乃至千
六百と云へどもこは兵士の手當として官よ
り給與を受くる時の目安に供する虛數にし
て實際は一營に一千內外の兵士を見るのみ
故に內實の兵員と表向の總員との差に相當
する兵士への手當丈けは各營の上長官に
於て私消するか分配するか何れにしても正
當には支拂はれざるなり而して隊伍の編成
は十人を最下級の組となし夫より二倍宛を
增して名を變へ隊を組み次第して一營をな
し一營に長たるものは權威なかなか盛なり
と雖も兵に將たるの才幹技倆は全くなしと
云も可なり故に平時に於ける兵士の調練等
は我日本にて云へば曹長位の格式の人專
ら之を司り米人デニー氏之が師範役たる位
にして將校は常に袖手傍觀し居るのみなれ
ば號令の下し樣すら辨へざるものあり、此
の弊や實に級階の上る程甚だしと云ふ平時
の有樣旣に斯くの如くにして士氣更に振は
ざれば是等の將校兵士にして能く敵と戰ひ
能く敵を敗らん事到底望み得べからず況し
て是等兵士の師範役たる米人デニー氏は曾
て我神戶の稅關に雇はれ居たりし人物にし
て兵事には餘り練達したりとも見えざれば
此の敢を受くるものゝ手竝は察するに餘り
あるべし然れども銃砲は四營とも米國製に
して製式亦同一なれば此點稍稍見るに足る べしと雖も暴徒鎭撫の爲めとして旣に京城
を繰出せし三千內外の兵士中には銃器彈藥
を敵に奪はれたるものも少なからざるべし
此の外朝鮮の兵員を彼の地に渡りて彼の國
人に問へば至る處にて此處にも彼處にも幾
千幾百の兵ありと左も誠らしく答ふれども
實際の兵員にもあらずそは朝鮮に於ける往
昔の兵制は屯田兵の組織に依り頗る時宜に
適中し居たりしものなるべく藩あれば玆に
土着の兵あり、隨時徵集訓練して萬一の變
に備へたれども星移り物變りて折角の制度
も次第に弛廢し其極、戰陣の實役に稍や服
し得べき兵士の實數すら非常に少なく武器
亦之なきにも拘らず泰平に慣れたるの餘り
是等の實地を調査して實力を養ふの擧を企
つるものなく因襲の久しき今尙之を改むる
能はずして地に依り場所に從ひ徒に何千の
兵ありと誇稱するに過ぎず且つ郡府縣等官
衙の所在地には兵器を▣する庫あれども曾
て之を開きたる事なくその兵器は何れも錆
切つて僅に其形を存するのみ某國の士官同
國漫遊の際此の武庫の一見を至る處に求め
たれども封印の儘前任者より受繼ぐの慣例
にして曾て開きたる事なければ今更之を他
國人に示し離しと何れの管守人も之を謝絶
したるよし依て士官は窓より竊に內部を窺
ひしに物の用に立べき器具は殆んど目に止
らざりしと云ふ又水營と稱して恰も我邦の
鎭守府と同性質の官署なきにあらざれども
軍艦らしきものすら一艘も之なき位なれば
營所と云ふも見るに足らざるなり之を要す
るに今日の朝鮮國には洋式に依て訓練せし
兵士四千有餘あれども京城に屯營中のもの
は今は千數百に過ぎざるべしと云へり

●京城東軍に圍る

東軍の勢ひ日に益益猖獗を極め京城は已に
重圍の中に在り官人にして難を仁川に避く
る者あるに至りしとは一昨日來噂する所な
るが未だ全く東軍の爲めに陷りたるものに
はあらざるべし若し重圍の中にありとせば
國王殿下の御身こそ實に氣遣はしき次第に
て支那兵之を救ひ殿下を他に移しまゐらす
場合には多分江原道の春川に向ふならんと
いふ同所は豊太閤征韓の後毛利高政の韓將
應井と戰ふて之を虜にしたる所にて離宮の
設もあり道筋も京城より殆んど一筋にして
四面山多く殊に海岸より近付くこと能はざる
要害の地なり

右の報は訝▣しき處ありたれば前號に其記
載を見合せ在韓の通信者に問合せしに果し
て京城は未だ圍れずとの返電を得たり

●淸國の出兵(一萬)

淸國政府は朝鮮政府の依賴に應じ援兵一萬
を朝鮮に派遣するに決し先づ第一回の出兵
として李鴻章氏の率ゆる洋式訓練の精兵三
千を威海衛、太沽の兩地より出發せしめ已
は一半は仁川に一半▣牙山(京城を去る僅
かに十八里廿四町忠淸道の海岸にあり)に
上陸したる由にて尙引續き出師の準備中な
りといふ淸國政府が東學黨を討平するには
一二千の兵にて充分なるべきに斯る大數を
出兵するは東學黨討平の外、別に深意の存
するものあるべし

●朝鮮派遣の淸兵司令官 前項記載の淸兵
司令官は李鴻章氏の手兵參謀長珂氏にして
歲已に六十以上の老將なりと

●援兵派遣は袁世凱の策 朝鮮政府が援
兵を淸國に請ふに至りしは全く袁世凱の策 略にして氏が朝鮮國王に內謁して此の援兵
の事を獻議したるものなりと聞く

●早變りの淸兵 淸國政府は豫て萬一の用
意にとて軍事の心得あるものを行商に打裝
せ朝鮮に派出し置き一朝事ある時は直ちに
兵士となす計畵にて斯る淸人の朝鮮に在る
ものは凡そ一千人程なりといへば其もの等
は今は早變して軍裝の人となり居るべしと

●露兵の上陸

東學軍中には日本人のみならず露人も亦た
加はり居るとは兼て噂する所なるが最近の
報によれば他國兵の上陸したるは唯り支那
兵のみならず露兵も已に上陸したりと聞く

●東軍運漕船及漁船を奪ふ 去る四日午後
京城を發し上海を經て昨日着したる電報に

東學軍舒川(忠淸道の南端郡山島の近傍)
沖合に於て運漕船及び漁船八艘を掠奪す
仁川領事の訓諭に由り日本漁船は悉く慶
尙道東萊沿岸に引揚げ當分の內全羅近海
の漁獵を止▣

●淸國政府軍器を貸與す 淸國政府は援兵
の派遣前に於て官軍の不利なるを聞き小銃
千五百挺、彈藥凡そ十萬發を或る軍艦に載
せ朝鮮政府に貸し與へたりとの說あり

●金珏均氏東軍にあり 前號の紙上に記せ
し故金玉均氏の實弟珏均氏は獄を脫して今
は東軍に加はり一方の將となり居るやの噂
あり氏は家兄と相上下して決して劣らず朝
鮮國內稀なる人物なりといふ

●鬼將軍の事 東學軍の參謀に鬼將軍な
る者あり材武雄略能く軍事に通ず東學軍の
全羅より起り一擧して京城に迫るに至れる
者多くは將軍の指揮に由ると云ふ蓋し鬼將 軍は日本種なりとも云ひ日韓の間の子なり
とも評す

●東學黨の日本人 曾て陸軍大尉を奉職
せし田中次郞と云ふ人先年負債の爲め免職
後本邦に居るも面白からずと思ひけん瓢然
去つて朝鮮內地に入りし儘更に消息分らざ
りしが今度東學黨の變亂には同氏は一方の
隊將となりて專ら軍隊を指揮しつゝありと
の噂あれども事實如何にや

●東學黨の兵器 東學黨の兵器は「バイ
ブ」にヒビを生じ▣の毁損せし火▣銃、柄
の曲りたる矛刃の▣▣▣たる劍其多數を占
め人の生命を絶つには足れども劇戰用に立
つべきものにあらず倂し今回は政府より全
州の新式兵に携帶せしめたる「スナイドル」
五百挺ありて今や同統は全く同黨の手に歸
し又這回官兵の携帶して戰北者若くは逃
遁者が賊の爲めに奪はれたる「マルチ子」銃
凡そ百五十挺ありと假定ずるも實戰の間に
合ふもの彼是千挺もあらんかと云へり

●朝鮮京城特別通信

▲東學黨の軍器 勢力 東學黨の軍器は多
く全州監營を陷れたる時に掠奪したるもの
なるが同監營に備へたる銃砲は僅かに千餘
に過ぎざれども官軍にして賊に降りたる者
は悉く銃砲を携へ居るを以て全州落城後の
東學黨は其の勢實に猛虎の檻を脫したる
が如く沿道の壯丁にして彼れに與みする者
日に其の數を增し目下其の總勢四萬餘人と
見受けらる而して土民の壯丁は多く木刀竹
槍を携へり

▲東學黨の快活 東學黨に下りたる官軍の
多數は獨逸若くは佛國の新式を練習し多少
軍隊の進行軍隊の組織に熟し居るを以て東 學黨の運動は頗る快活なり

▲東學黨の兵糧 東學黨の中には豪農紳商
と呼ばるゝ者も多少味方し且つ武威を恐れ
て米麥を給與する者少なからざれば彼等は
更らに糧食に差支を生ずることなし

▲朝鮮官吏の誇大 朝鮮の各地方官は大に
東學黨の勢に恐れ中央政府に向て頻りに援
兵を請へり彼等が東學黨の實況を中央政府
に報告するには針小棒大を常とす故に賊軍
內部の摸樣及び其の實力等は京城在住の者
には確知するを得ず

▲魚允中 昨年忠淸道の懷仁に東學黨の亂
起るや中央政府は魚允中を按撿使として派
遣したり允中數十の兵士を引連れ懷仁に出
張し恩威を以て百方彼を慰諭し遂に解散せ
しむ本年又政府部內に允中派遣の說起りた
るやに聞けど本日と爲りては到底溫言を以
て解散せしむること能はざるを知り按撿使派
遣の說は中止したり

▲東學黨の煽動者 東學黨が朝鮮の現政
府卽ち閔氏に對して敵意を狹むは萬萬なり
而して彼れをして今日の勢力を得せしめた
るは他に之を煽動し之を敎唆せしむるもの
と思はる當地在留の各外國人或は朝鮮某貴
顯の所存にはあらずやと疑ものも少からず

▲英魯の野心 東學黨の暴動は朝鮮內地
の變亂に過ぎざれども其の關係する處頗る
廣く實に東洋の安危に關する重大の出來事
なり聞く英は淸國を助け黨は某某を助け以
て東洋を擾亂し大に爲すことあらん▣する
の野心勃勃たりと

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