3月7日
東學黨征討軍召還
朝鮮政府は日本公使の注意に依り東學黨征討朝鮮
兵(敎導中隊)にも歸京を命じたり出征中の給養は
地方人民の負擔に歸するものなれば東學黨大部鎭
靜せし後迄も地方に永駐せしめ置くは徒らに地方
人民の窮苦を增さしむるものなるに依る(以上二
月廿三日)
視察員の派出 東學匪徒も旣に鎭滅に歸し最早
慶全兩道を始め各地の人心稍や靜寧に屬したるよ
り久しく內地通商を見合せ居たる當港居留商人等
漸漸通商を試みんとする者あるに至りしより商業
會議所にては今回慶全兩道に視察員を特派し實
地の情況如何を巡視せしむることに決したり