6月4日
(明治二十五年三月二十六日▣▣▣▣▣)
大阪每日新聞明治廿七年六月四日第二
●兵を朝鮮に出すに決す
(六月四日午後▣時三十五分東京發)
朝鮮東學黨の爭亂益甚し▣▣▣の官兵▣▣▣▣▣▣▣▣▣居留民に▣▣▣
及ばさんとするの處あり是▣▣て本日海▣▣大臣其▣▣▣▣▣軍大臣▣に
會議し種種▣策の上出師準備の命令を▣▣もて
第五師團(廣島)に發し沖繩巡廻▣の第
六師團(熊本)長黑木爲楨氏に歸團を命
じたり
●二十餘名の警官朝鮮に向ふ
(同上)
朝鮮の形勢前報の如く益益危急に迫
るを以て警部巡査合せて二十餘名朝
鮮へ出張を命ぜられたり
●大鳥公使も亦 (同上)
大鳥公使も亦兩三日中に朝鮮に向ひ出發すべしと云
●日淸露 (同上)
我邦の兵を朝鮮に出すは淸國と協議の上なれば淸國▣朝鮮に出兵すること
勿論なれども露國も名を邊疆の戍に借りて出兵すべしとの說あり
發行兼印刷人 日▣▣武
編輯人 服部▣次郞
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