1月10日
第七 閔氏及び閔派の者宮
中に出入する上は人心の疑懼去らず又
閔氏中東學黨を敎唆し旣
失の權力を回復せんとする者あり其宮中に出入
する者は閔炯植、閔應植、閔泳韶、閔泳煥、閔泳達
沈相薰、李載純、李畊植等にして特に閔泳韶は玄
興澤、金主事、李寅策、金學均、金鴻陸等をして
各公館の間を往來せし
め又閔炯植、閔應植、沈相薰等は東學黨
を敎唆したる事
第八 東學黨と閔氏とは氷炭相容れざる者の如し
と雖ども東徒は本と一種の不平黨のみ閔氏權を
失ふに方り兩不平黨相一致するに至りたる事